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設立趣意書と組合員申請書

「フロン回収・破壊協同組合」設立の目的

フロンとは、フルオロカーボン(フッ素と炭素の化合物)の総称です。
「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(以下、「フロン排出抑制法」という)」では、
CFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)を「フロン類」と呼んでいます。

フロンは、化学的に極めて安定した性質で扱いやすく、人体に毒性が小さいといった性質を有していることから、
エアコン、冷蔵・冷凍庫の冷媒や、建物の断熱材、スプレーの噴射剤など、身の回りの様々な用途に活用されてきました。
しかし、オゾン層の破壊、地球温暖化といった地球環境への影響が明らかになったため、
より影響の少ないフロン類や他の物質への代替が、可能な分野から進められています。

日本では、フロン類の回収・破壊に加え、フロン類の製造から廃棄までのライフサイクル全体にわたる包括的な対策が取られるよう、
「フロン排出抑制法」が平成27年4月1日に施行されましたが、現実にはフロンガスの回収に関して、
①フロン類使用者側の法遵守意識の不足、②回収業者の知識・技術力の不足、③回収作業の事前準備の不足
④回収対象の実封入量が不明、⑤回収作業における不適切な機器・工具の使用、⑥回収作業に十分な時間を確保できない
⑦不可抗力によるフロンガス漏出、⑧フロンガス漏出が目視できない、漏出しても気が付かない等の問題があり
適切な保守管理及びフロンガス回収・破壊が進んでいないのが現状です。

我々設立同意者5社は、フロンガス回収・破壊の実行を妨げている要因の解消に貢献し、
未来の子供達のために美しい地球環境保全を図ることを目的として、
任意団体 「フロン回収・破壊促進協議会」を設立し、フロン回収・破壊の促進、脱フロン化の活動を行ってきました。
しかしながら、任意団体では信用力が低く、活動に限界があるため、事業協同組合を設立することにより、
フロン回収・破壊の促進、脱フロン化の活動を更に加速していくことを決議しました。

組合設立後は、組合ホームページや営業用パンフレットを作成し、
第一種特定製品の管理者を対象に「フロン排出抑制法」の遵守啓発や有益な情報等を掲載することで、
フロンガスの点検・保守業務、回収・破壊処理業務、自然冷媒充填業務及び信号変換器設置工事を受注し、
組合員の受注機会の拡大を図ります。

また、組合員の取り扱う冷媒及び業務用資機材を一括して購入することにより経費を削減することで
企業経営の合理化と収益力の向上を図ります。
さらに、フロン類回収・破壊、自然冷媒充填の技術研修や
組合員の事業経営・労務等に関する講習会の開催を継続的に実施することで経営力の向上を図ります。

本組合の事業実施により、フロン類の管理・回収・破壊処理、脱フロン化を確実に促進し、
未来の人類に美しい地球を継承する役割の一環として役立つことを念願し、
中小企業等協同組合法に基づき事業協同組合を設立するものであります。

 

「フロン回収・破壊協同組合」組合員申請書

Fcda組合員申請書_202504 
※PDFをダウンロードし必要事項を記入後、必要書類と一緒にお送りください